ひとしずくの手記– tag –
-
病棟を出て、訪問の道を選んだ日
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 病棟で働いていた頃のことを、今でもときどき思い出す。 朝の申し送り、ナースコール、検温の列、点滴の管理、入退院、急変対応。一日があっという間に過ぎていく。夜勤明けの帰り道、何をしてきたか思... -
痛みを取る、その次に
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 「看護観」という言葉がある。 看護師なら一度は聞いたことのある言葉だ。新人の頃には研修のテーマになり、年を重ねると面接や勉強会で問われる。あなたの看護観は、と。 最初の頃は、その言葉を持て余... -
不快を取り除くということ ──「痛みを取る、その次に」の続き
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 以前、「痛みを取る、その次に」という手記を書いた。私のなかには、長い看護のなかでできた、ケアの順番がある。第一に、痛みを取ること。そして第二に、不快感を取り除くこと。 今日は、その第二の「... -
清潔にするということ ──「痛みを取る、その次に」の続き
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 以前、「痛みを取る、その次に」という手記を書いた。 長く看護をしてきたなかで、自分のなかに自然とできた順番のことを書いた。第一に、痛みを取ること。第二に、不快感を取り除くこと。第三に、清潔... -
きれいに整えるということ ──「痛みを取る、その次に」の続き
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 以前、「痛みを取る、その次に」という手記を書いた。私のなかのケアの順番は、痛みを取り、不快を取り除き、清潔にして、そしていちばん最後に、きれいに整えること、と続く。 今日は、その最後にある... -
急がない手が、伝えるもの
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 焦っている手は、思っている以上に、相手に伝わる。 長く看護をしてきて、いま確信していることのひとつだ。手の速さや力の入り方には、その人の心のなかが、そのまま出る。急いでいる手は、どれだけ言... -
老犬と幼犬が、教えてくれたこと
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ わが家には、長く連れ添った、年老いた犬がいた。その犬を見送って、ほどなくしてから、縁あって、まだ若い犬を迎えた。 入れ替わるように、わが家にいた二匹の犬。この二匹のことを思うと、「足で歩く... -
裸足で歩いた異国の地
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 遠い昔、私はオーストラリアに住んでいたことがある。 もう何年も前のことだ。日々の細かいことは、ずいぶん忘れてしまった。それでも、いくつかの風景は、今も鮮明に残っている。そのひとつが、裸足で... -
靴をきれいにしておきなさい
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 父は、明るくて陽気な人だった。 家ではいつも冗談を言って、自分の話で自分が先に笑っているような人だった。怒った顔より、笑っている顔のほうを、ずっと多く覚えている。父のおかげで、いつも笑いが... -
200円のりんごを、買いなさい
◀︎ 訪問フットケア 水の環(みずのわ)トップページ 仕事と子育てに、追われていた時期があった。 朝、子どもを送り出して職場に向かい、夜は遅くに帰って、洗濯機の音を聞きながら明日の支度をする。眠りについたと思ったら、もう朝になっている。やって...
12